医療・美容コラム

一般皮膚

「首のイボ」の治療について

【2025/7/24投稿】

〇「首のイボ」の治療について

 

「首にぷつぷつ、たくさんあるイボが気になる!」と言う方の多くは、「軟性線維腫」というイボの一種です。

首やわき、鼡径部などの柔らかく擦れやすい部位にできやすく、加齢とともに発症しやすくなります。放置してもうつったりすることはありませんが、皮膚の摩擦によって増えることがあります。

 

小さめのイボでくびれがあるものはその場で切除することが可能ですが、くびれの無いものは液体窒素で焼くか、CO2レーザーで削る方法で治療します。

 

液体窒素は保険での治療が可能ですが、1回で取れないことも多いため、何度か通ってもらう必要があります。また、何度か照射することで回りの皮膚にダメージを与えてしまうため、「炎症後色素沈着」という茶色い色味がしばらく残ることがあります。

CO2レーザーは基本1回で削り取りますが、自費診療となります。液体窒素に比べると色素沈着はできにくいですが、肌質やイボの大きさによっては少なからず傷跡が残る可能性があるのでご了承ください。

なお、大きさや性状によっては手術で取る方法を勧める場合があります。

気になる!という方は、まずは一度相談してみてくださいね。